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初日は杉本一洋さんから

『花摘み会2023』ついに開催。そして今年もやっぱりこの人から。

 

岡山の誇るマエストロ、杉本一洋さんが来てくださいました。開口一番「今日は気合い入ってるから…」の言葉通り、事前に用意された今日のパフォーマンスで使うベースから、曲線や切枝を使ってすでに異次元の仕上がりが見えていました。

 

©フォト by @takaya_yamamura_

 

 

快晴でしたが、岡山では珍しい程の強風の中で、そのパフォーマンスは始まりました。使っている花材はもちろん、デザインや手法など、細かい部分まで、あの独特の杉本節でユーモラスに語りながら、一手一手迷うことなく、気付けばあっという間に、全くスタイルの違う三作品を完成させてしまいました。

©フォト by @takaya_yamamura_

 

©フォト by @takaya_yamamura_

 

©フォト by @takaya_yamamura_

 

以下はこの日作られた三作品です。

「俺、花摘み会を何年やってると思う?」

と笑う杉本一洋さんは、今年で当園七回目の登場となります。毎年花摘み会独特の暴れん坊のスイートピーたちに、もうすっかり慣れて、これらの作品も、通常の市販品ではなく、大きく暴れた花摘み会ならではの花を予め想定してデザインされたのだそうです。

 

三作品とも美しく、さらにコンセプトもアプローチも全く違う個性を持っていて、杉本一洋さんの長年の経験からくる幅広い奥深さを感じられました。

 

実をいうと、彼は当園に出演される時には、いつもブーケを封じられていたのです。それは花摘み会にはいろんな手法の先生をお呼びして、いろんな方面の方々にお花と関わる素晴らしさを伝えたいという、当園の思いがあり、先生にはアート系のフラワーアレンジメントをお願いしていたからなのですが、今年はその封印されたブーケも作ってくださり、

「俺はブーケが苦手だと思われてるみたいだけど、俺も花屋だから当然作れるんだよね。実は」

と会場を和ませながら、手際よくブーケも作ってくださいました。三作品のうち、二作品は花摘み会期間中、当園で展示しています。

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