アルジの花飲み

viort!さんのyoutube番組に出演しました

viort!さん(@viort )といえば、岡山市内の大人気の料理教室で、主宰の今枝ゆかりさんは僕らの友人でもあります。

一般に料理っていうと、味とか調理技術とか、そういうものが問われがちなんですが、彼女はその奥に流れるもの、例えば食べる人の健康だったり、あるいは食材の栽培環境など、広い意味で地球上の他の生命のことさえもしっかり考えていて、料理をより深い文化にしようと頑張っている、とても意識が高い料理研究家なんです。

 

そんな彼女は、レシピにガチガチに縛られた料理ではなく、その時のインスピレーションを大事にして美味しいものを作ろうという「レシピのない料理教室」をYouTube で発信していて、僕らが農薬を使わない栽培をしていることもあって、今回出演させてもらえることになったのです。

YouTube はこちら

当日、キッチンスタジオに到着したら、相変わらずの力強く明るい声と、爽やかな笑顔で迎えてくれて、軽い打ち合わせの後、さっそく収録が始まりました。僕らの歴史やコンセプトなどを軽快にインタビューしながら、見事な手際で一品一品を直感的に素早く仕上げていく職人芸にスッカリ感心してしまって、かなり緊張してたこともあって、ついつい受け答えが疎かになりがちになってしまったのは、ちょっと申し訳なかったかなあ…。

 

さて、この日の料理は桃とリコッタチーズのアンティパストからスタート。季節の桃とチーズの香り、そしてハーブのお花の香りが食欲をそそりました。

桃とリコッタチーズのアンティパスト

 

その次は、じゃがいもと空豆のハーブマッシュ。オリーブ油とチャイブが深みのある味を出していて、アルジはこれまで食べたポテトサラダの中で一番美味しいポテトサラダだと思った一品でした。

じゃがいもと空豆のハーブマッシュ

 

そして最後にシチリア風鰯とフェンネルのパスタ。シチリアの郷土料理からの一品で、素朴な食材ながら、イタリアのお母さんを感じることができて、鰯の風味に唐辛子のピリ辛とフェンネルの華やかさが相まって、ワインもどんどん進む最高のご馳走となりました。

鰯とフェンネルのパスタ

 

三品ともシチリア原産のスイートピーにちなんだイタリアンということで、お土産に持参した農園の摘みたてハーブを効果的にササッと散らして、全てが素晴らしく絶妙なバランスで仕上っているのが、さすがプロフェッショナル! いろいろ足し過ぎないで、むしろ引き算のようにバランス重視で味を作っていく行程が、とても勉強になったし、どの品も本当に美味しかったんです。レシピ通りに作るのではなく、その時入手できた旬の食材を自分の感覚で合わせて、楽しく、美味しく料理するって、とっても素敵なことだなと思いました。

 

自分で料理すると、美味しくしようとついついあれもこれも入れて、結局バランスが悪くなってしまうことが多いので、その点はやっぱり潔く組み合わせて、素材を活かしてすっきり美味しいものを作りたいものです。

 

あと農業と料理って一見全く別分野なんだけど、いろいろ話してみると案外共通項が多いように思えました。人間も生物だし、他の地球の生物ともちゃんと向き合っていかないと、結局いつか立ち行かなくなるのは明らかだし、両方とも生きる基本なんですよね。そういうところは、僕らの農業もゆかりさんの料理の目指すゴールと近いのかな。自分だけじゃなく、みんなのこともちゃんと考えてあげたいですからね。

 

またいつか、ゆかりさんの料理、食べたいなあ。

 

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