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キリちゃん、散髪される

シンボルツリーのキリちゃんの散髪(剪定??)をしてもらいました。なにしろ元気な子なもので、年々スクスク育ってしまい、とうとうハウスに影を落とすようになってしまったのです。上の写真は散髪前のものです。写真ではよく分らないですけど、見上げる程の大木です。ここに来たばかりの頃は、ハウスの屋根と背くらべをしている様なやんちゃな子だったのに。年月を感じます。

 

この大仕事を引き受けてくださったのは、三田の森本庭園さんと西宮の造園緑家さんのチーム。プロの庭師さんたちです。花摘み会が縁で繋がった方々なんですよ。インスタグラムでも書いた植樹祭でブルーベリーをいただいた方たちです。

 

こんなに大きい木をどうやって切るんだろう? 上の方は届かないよなあって思っていたら、

「昨日はこの木よりずっと大きい木を剪定してきましたよ」

とあっさり。さすがプロです。作業はというと、ほんの数時間で完了してしまいました。

パッと見てもよく分らないですけど、赤い印のここに人が…(笑) 拡大してみると…

こんな感じ。地下足袋とチェーンソーが唯一の道具です。下から見ると、高さを感じ難いですが、10mくらいです。一般住宅の二階の屋根よりは高いです。当然落ちたら死にます。いやー、僕たち農家でよかった(笑)。で、

「凄いですね。さすが」

といったら、なんと

「実は高所恐怖症で…」

と笑顔とともに、意外にも程があるような驚愕の答えが返ってきました(笑)。えーっ、嘘でしょ!? でも、幸い落ちたことは一度も無いんだそうです。良かった、良かった。

完成して、早速喜びの舞をひと差ししていただきました。帰りは運転もあるので控えましたが、本当なら酒を振る舞いたいところですが…(残念)。どこまでも陽気で気の良い人たちでした。お二人とも本当にありがとうございました。

 

ではキリちゃんのスッキリした雄姿をごらんください。

なんでも枝の残し方が悪いと、枯れ込んだりするそうで、彼らの目には数年後の姿が見えているのだとか。所々枯れて見える枝は、アルジが適当に剪定したために栄養が回らなくなったりしているらしいです。

「キリちゃん、今まで分かってあげられなくて、ごめんね」

という訳で、いろいろ勉強になった一日でした。

 

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