お彼岸の頃、畦道や法面に並んだ彼岸花。他に咲く花が少ないから余計人目を引きますよね。葉の展開も待たずに花だけを咲かすユニークさが何とも不思議なんです。
花は消耗器官。だからエネルギーはほとんど生産しないと言っていいのに、この鮮やかな花を咲かすエネルギーはどうしているのだろうと疑問に思って調べてみたら、なんと前年の冬の時期に地下に蓄えていたものを使うんだそうです。
体を凍らさないように細胞の浸透圧をぐっと高め、弱い太陽光から精一杯絞り出して光合成をして、毎日毎日せっせと地下に貯金をしていた訳ですね。
あの際立ったパフォーマンスは、苦しい時期にひたすら努力した結果なんです。
カッコ良いなあ、尊敬します。ぜひ皆さんにも知ってもらおう!