今、ファームでは種をまく苗床を作っています。面白いことに苗床を英訳するとベッド、つまり人間と一緒なんです。フカフカのベッドが気持ち良いのは植物も同じってことですね。
根が張りやすく呼吸しやすい様に空気を含んだ状態が大事なんです。皆さんはきっとこう思うんじゃありませんか。
「機械でよ~く耕せばフカフカになるでしょ?」
ところが、そうじゃないんですよね。機械で徹底的に耕せば、その時は柔らかくフカフカになるけれど、それだけでは水を入れるとすぐに固まって元に戻ってしまいます。それどころか、土の粒子がかえって細かくなって、ますます固まり易くなります。水を入れても固まらず、何時までもフカフカしていて欲しいから難しいんです。
私たちのファームでは様々な方法を試してきました。いろんな資材も投入してみました。「土が柔らかくなるよ」と聞けば、何でもやってみました。堆肥を山程入れてみたりしたこともありました。だけど結局、どれも素晴らしいと思える結果にはなりませんでした。
諦めかけていた時、ある一つの方法に出会ったんです。でもそろそろ長文過ぎるから、それは次回に…。ということでお楽しみに。