気付けば、あちらこちらの枝に新茅たちが顔をのぞかせていて、待ちわびた春に向けた活動を始めていました。
芽吹く…この言葉の中に「吹く」という言い方が使われているのが、この季節に外を歩いていると、その理由が納得できるように思えるんです。「吹く」で辞書を紐解くと、内部から勢いよく噴き出るという意味に行きあたります。新茅たちが発する若くて力強いエネルギーは、この言い方がまさにぴったりきます。
噴水のように、枝から吹き出る若いエネルギー。噴き出ると書いた方がいいと思える程に。だからアルジとしては、ここは「芽噴き」と書いてみたいけれど…シャンパンを開けた時みたいに、シュッという音が聞こえてきそうでしょ?(笑)