自生しているミョウガの花を見せてもらいました。
普通、花は葉っぱや茎の集団から一段高く飛び出して咲くものなのに、ミョウガの花はこれと全く逆に葉の陰にひっそり隠れて、地面から直接咲くんですね。だからパッと見ても、外からは見えません。葉っぱを手で掻き分けてそっと覗くと、
「おお、いた!」
やっと見ることができます。
とても綺麗な白い花。あの独特のスパイシーな香りもほのかにしていました。この子は日陰が好きなんですね。高い木立ちの陰で、少し湿った場所に静かに暮らしていました。だから花も柔らかで水々しい感じがします。食べることもできるんだそうですが、この子はそっとしておきましたよ。
「きっと又、いつか会いに来ます」
本当にいろいろな植物がいるものだなあと感心しながら、パシャっと記念撮影。