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神楽の奉仕活動

地元、船穂神社のお祭りで備中神楽が開催されるので、舞台設置の奉仕活動に行ってきました。畳を運び入れ、竹としめ縄で結界を作り、祭壇を祭り、ござを敷き、いろいろ作業を終らせたところで、神迎(かみむかい)の神事に参加させてもらいました。

祝詞と小気味良い太鼓に、神楽太夫の舞もひときわ冴えていました。ほんの目と鼻の先のパフォーマンスに見入っていると、やがてスッと何か風の様な気配を感じて視線を上に移したら、たくさんの紙飾りのうちの一つだけが何故か威勢良く動き始めて、「おやっ?」と思った次の瞬間、今度はフワッと香りの様な感覚がして、「あ、今まさに神様が降りて来られた」と、何の疑いも無くそう思えたのです。とても不思議で、貴重な体験をさせていただきました。

 

ファームたかおの目指す農業は自然と人間の狭間に営むべきもの。ですから、時にこうして神々の世界に触れる事も又、大事な農業の営みの一つでもあります。僕はそういうものをオカルト農法と言っているのですが…。

それとは反対に最近よく耳にする植物工場などは、こんな不思議に近付く事もなく、科学だけが一人歩きして営利を追求していく訳ですが、僕はその道を行くことに、何だか違和感があるんです。そこには、最古の産業である農業の良さは残せないんじゃないかと…。

日が暮れると、いよいよ神楽が始まりました。その舞台を見て、その思いはますます強くなりました。

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