キャンピングではお茶も現地調達。トコトン自然とお付き合いしたいから。
あった、こんな所にクロモジの木。これがお茶になる。
頂いて以来ずっとアウトドアで愛用しているラギオールで手頃な枝をスパッと一切り。あとは焚き火で沸かした熱湯に無造作に入れ、ラギオールで掻き回したら出来上がり。実に爽やかでコク深い一杯だ。実はこの飲み方、あるキノコ農家に教わったもの。それ以来、キャンピングでは我が家の定番になっている。
何も気取らない素朴さが一番自分らしい。その意味でラギオールもそうだ。元々羊飼いの実用ナイフのラギオールは、こんなにエレガントなのに実用品。自分のものとして、しっくりくるまでひたすら使い込む。切れ味が鈍ればグラインダーで撫でるだけだ。ただ素朴であっても武骨なだけでは面白くない。その中に洗練された優雅さが一粒隠れているのがいいんだな。(アルジ)