ハウス周辺の空地でこの光景を見ていたら、子供の頃に女の子たちがよく「花いちもんめ」に興じていたのを思い出しました。
「勝って嬉しい花いちもんめ」
「負けて悔しい花いちもんめ」
手をつないで一列になったチーム同士が、お互い競り合うんですよね。
左の少し暗い色の一群はヘアリーベッチ。右側の明るい色の一群はカラスムギ。ちょうど向き合っている様にくっきり分れています。ハウス周辺の空地で繰り広げられている小競り合いです。
花摘み会でもお話ししたのですが、植物の中には他の植物を生育させない様にするものがいます。ヘアリーベッチもカラスムギもこの性質を持っているので、互いに群生を果たした訳ですが、今度はこの写真のように互いに相手の群生より優位に立とうと押しあって競っているんですね。
研究レポートによると、ヘアリーベッチの方がこの性質がわずかに強いそうですから、そのうちカラスムギは押し出されてしまうかも知れません。勝負の行方はどうなるのか、気になるところです。