ハウスの周辺に、黄色い小花が無数に咲いて、お祭りみたいににぎやかなコメツブツメクサが群生していました。コメツブツメクサ…。早口で三回言うと舌をかみますから、気を付けて下さいね。と、まあ冗談はともかく、ちょっと真面目に専門的なお話しを…。
緑肥とレンゲ
西田啓子先生のワークショップでもお話ししたんですが、レンゲなどを植えて土を肥やす緑肥といわれる技術があります。蛋白質の主原料で植物が最も多く必要とする成分である窒素は、実は空気中にたくさん存在しているんですが、それは植物には直接利用できません。そこで、土の中の菌と共生して、その菌たちに空気中の窒素をとり込ませて供給させるという能力を持っているのがレンゲなんです。それを育てて土にすき込むことで、土を肥やし、ホクホクの柔らかい土に変えるんですね。
このコメツブツメクサも同じ能力を持っている仲間なので、土が痩せていても旺盛に成長できるという訳なんですね。土を肥やしてくれる僕たちの味方の一人です。
ところで、この子の花言葉は「お米を食べましょう」だとか。一体何故、どんな経緯でそう決まったのか、僕はちょっと不思議で興味深いです。ご存知の方がいらしたら、是非ともご連絡ください。