アルジの植物道楽

切り花の不思議な香り

ワークショップをして下さったアロマ調香師のマミー先生がアンコール「花摘み会」に遊びに来られたんです。皆さん既にご存知の通りマミー先生の嗅覚は超人的です。そのマミー先生もお花好きなので、花を切ってお土産にしていらしたのですが、その休憩中の事。

「花の香りって、切る前と切った後で違うの。だから切っているうちにだんだん悲しくなっちゃって…」

と涙ぐんでおられました。そこでさらに尋ねると、

「だってやっぱり切られると、痛いと思わないにしても、嫌なんじゃないかなあって思って。私、なんだか可哀想になっちゃって…」

優しいマミー先生は嗅覚だけでなく、感受性も鋭いみたいです。

「へー、そうなんですか。そんなことがあるんですね。でもこの子たちは種も出来ているし、それで大丈夫だと思いますよ。今お花を切らなくても、種を取ったら全部土にすき込んでしまうのだから、皆理解してくれていると思いますよ」

そうお答えしたのですが、その後科学オタクの僕は居ても立っても居られなくて、すぐ花の香りを確認してみたのですが、僕には残念ながら識別できませんでした。でも何かの成分が出たり、出なかったりしているのかなと思っています。以前とある有名大学の研究で森の木々が相互に化学物質で通信しているという記事を読んだことがあります。切られたお花が仲間に信号を送っている可能性もあるのかもしれません。

つまりファームたかおの畑の花は、街のお店に並んでいる切り花と違う香りがしている。そしてもしかすると、その香りこそが、皆さんがこの農園で癒されるとおっしゃってくださる理由なのかも知れません。

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